Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

聖書人物

ヘロデ・ピリポ

【ヘロデ・ピリポ】イトラヤとトラコニテ地方の領主として、ルカの福音書3章にその名が登場。妻のへロディアはピリポの異母弟、ヘロデ・アンテパスと通じ、そのままアンテパスの妻となってしまう。バプテスマのヨハネはそのことを叱責したがために処刑され…

ガリラヤの領主ヘロデ

【ガリラヤの領主ヘロデ】ヘロデ大王の息子の一人。異母兄ピリポの妻と通じたことを要因に、バプテスマのヨハネを処刑した人物である。彼がイエス様を十字架刑に処したわけではないが、ローマ総督ピラトにイエス様の取り調べを要請された際イエス様を侮辱し…

テオフィロ

【テオフィロ】「ルカの福音書」および「使徒の働き」を献呈された人物。ローマ社会で重要な地位にあったらしいこと以外は不明。名前に「神の友」という意味があるので、全ての敬虔なクリスチャンに宛てられたのでは?という見解もあるが、おそらく実在の人…

アルケラオ

【アルケラオ】ヘロデ大王の息子。父の死後、紀元前4年から紀元6年までユダヤを治めるも、王の称号は与えられなかった。残忍な統治者として知られ、エジプトの避難生活から帰還したヨセフとマリヤは、彼が統治するユダヤ地方を避け、ガリラヤ地方に住むこ…

アンナ

【アンナ】結婚をして七年後に夫と死別。預言者だった彼女は、その後毎日、神殿で祈りと断食をもって神に仕える生活を送るように。八四歳になったとき、シメオンと同様、神殿で幼子イエスと出会い、幼子にキリストを見出す。そして、多くの人々にその証しを…

シメオン

【シメオン】エルサレム在住の敬虔な聖徒。おそらく老齢で、聖霊に「キリストを見るまでは死なない」と告げられる。彼は神殿で幼子イエスを見、この幼子こそキリストであると悟り、両親の祝福を祈るとともに、幼子の使命について語り、その心構えをするよう…

アウグストゥス

【アウグストゥス】ローマ帝国の初代皇帝。彼の住民登録の勅令が、イエス様のベツレヘムでの誕生の要因となった。ちなみに「アウグストゥス(尊厳なる者)」という名はオクタウィアヌスに与えられた尊称であるとともに、皇帝の称号として後世に受け継がれる…

バプテスマのヨハネ

【バプテスマのヨハネ】神のお告げにより、老祭司ザカリヤとその妻で不妊症のエリサベツの間に生まれる。イザヤ預言の「荒野で叫ぶ者の声」との自覚のもと、ヨルダン川周辺地域で、悔い改めのバプテスマを授けつつ、キリストの来臨が近いことを宣べ伝えた。

エリサベツ

【エリサベツ】バプテスマのヨハネの母親。不妊症、かつ高齢であったにも関わらず、夫ザカリヤに天使が告げたとおり、男子を身ごもる。半年後親類のマリヤが訪ねて来た際は、聖霊によって、彼女の胎にキリストが宿っていることを預言し、また、その信仰を賞…

ザカリヤ

【ザカリヤ】バプテスマのヨハネの父。祭司として神殿で香を焚いていると、天使が現れ、彼に男子が与えられると告知するも、老齢であった彼はそれを疑い、結果、ヨハネの誕生まで口がきけなくさせられた。ヨハネの誕生の際の彼の賛美は「ザカリヤ賛歌」とし…

母マリア

【母マリア】夫ヨセフと同じく、ダビデ王家の家系とされる。ヨセフとの婚約中、天使をとおして、聖霊によって救い主イエスを身ごもることを告げられた。彼女の思慮深さは、受胎告知の場面だけでなく、カナの婚礼での場面などでも見ることができる。

父ヨセフ

【父ヨセフ】イエス様の父親として神に選ばれた人物。ダビデ王の家系。当時、大工として生計を立てていた。婚約者マリヤが、あずかり知らぬところで身ごもったことを知り、衝撃を受けるも、それは聖霊によるとの神のお告げを信じ、マリヤを妻として迎え入れ…

マラキ

【マラキ】紀元前五世紀中頃に活動した預言者。名前の意味は「私の使者」であるが、これは人名ではなく「私の使者(マラキ)」を人名と誤解したとの説あり。神はマラキをとおし、神への畏敬の念が失われ、形骸化した礼拝を非難。イスラエルに悔い改めを迫っ…

ゼカリヤ

【ゼカリヤ】紀元前六世紀後半に活動した預言者。名の意味は「神は覚えておられる」。預言者ハガイと同時代の人で、ハガイとともに神殿再建に取組むイスラエルの民を叱咤激励した。彼の名の冠せられる預言書には新約でも引用される有名なメシヤ預言、終末預…

ハガイ

【ハガイ】紀元前6世紀に活動した預言者。名前の意味は「祭日」「祭日に生まれた者」。その活動期間は数カ月と短く、その時、彼はすでに老人だったのではないかという説もある。彼の名の冠せられる短い預言書の内容は、ほぼ神殿再建に関することである。

ゼパニヤ

【ゼパニヤ】紀元前七世紀頃、南ユダ王国で活動した預言者。名の意味は「主は隠された」。彼はヒゼキヤ王の血筋、王家の血統であった。彼の名の冠せられる預言書の「わたしは必ず、すべてのものを大地の面から取り除く」との緊迫感あふれる冒頭は特に印象的…

ハバクク

【ハバクク】預言者ということ以外何も分からない。名前の意味も「抱きしめる」「小人」「バジルの木」など諸説あり、定かではない。ハバクク書の特徴の一つは、預言者が自国の民でも他国の民などの特定の民に対してではなく、ただ神に向かって語っていると…

ナホム

【ナホム】紀元前七世紀に活動した預言者。彼については、自らを「エシュコル人」と述べている以外は不明。名前の意味は「慰め」。彼の名が冠せられるナホム書は短い書巻で、内容は終始、アッシリヤ帝国の首都ニネベに対する裁きの言葉であることが特徴であ…

ミカ

【ミカ】紀元前八世紀頃、南ユダ王国で活動した預言者。名前の意味は「だれが主のようであろうか」。彼についてはモレシェテ出身という以外は分からない。彼の名が冠せられるミカ書にはキリストがベツレヘムで生まれることを暗示する預言(5・2)が収めら…

ヨナ

【ヨナ】紀元前8世紀の預言者。アッシリヤ帝国の首都ニネベに行けとの神の命令を不服とした彼は、反対方向のタルシシュへ船出。途中、大嵐に遭い船が難破しそうになると、自分のせいだと海に身を投じる。神に命を救われた彼はニネベで預言、ニネベは滅びを…

ヨエル

【ヨエル】紀元前五世紀頃、南ユダ王国で活躍した預言者。その出自は明らかではないが、エルサレム生まれで、祭司の家系という説がある。ヨエル書は彼の優れた詩才が存分に生かされた書とされる。彼は神の計画、聖霊の注ぎ、そして、主の来臨を預言した。

オバデヤ

【オバデヤ】紀元五世紀頃、バビロン捕囚後の預言者。名前の意味は「神のしもべ」。彼の出自は全く不明。彼の名が冠せられるオバデヤ書は旧約聖書の中で最も短い書巻である。その内容はエドム人に対する裁きの預言。エドム人はヤコブの双子の兄弟エサウの子…

アモス

【アモス】前七七五年から前七五〇年頃に北イスラエル王国で活動した預言者。名前の意味は「重荷を負う」。出身地はエルサレムから南へ一〇キロほどに位置するテコアという村。彼はもともと牧者であり、農夫であったが、その中から神の預言者として召された。

ヨエル

【ヨエル】紀元前5世紀頃に南ユダ王国で活動した預言者。出自は不明。祭司の家系でエルサレム生まれとの説がある。彼の著作ヨエル書はその内容、文体、構成において特に優れていると評価される。聖霊降臨の預言者として使徒2章のペテロの説教にその名前が…

預言者ホセア

【預言者ホセア】紀元前八世紀ごろに北イスラエル王国で活動した預言者。その出自は明らかではない。知識階級説、農耕者説、パン焼き説等があるらしい。ホセア書の冒頭「行って、姦淫の女と姦淫の子らを引き取れ」と、象徴的行為による預言を命じる神の言葉…

キュロス

【キュロス】 キュロス2世。メディアとペルシヤの王。在位、前五五九年~五二九年。捕囚のユダヤ人にエルサレムを再建するように命じた。その名前は第二歴代誌、エズラ記等にも登場。イザヤ書では「わたし(神)の牧者」(44・28)「油注がれた者」(4…

ダレイオス

【ダレイオス】ペルシャ帝国の王。ダレイオス一世。彼はダニエルを気に入り、重用していたが、それを妬んだ大臣たちの奸計(かんけい)により、自らダニエルを獅子の穴に投げ込むよう命じざるを得なくなる。しかし、神はダニエルを守り、王は大臣らを獅子の…

ベルシャツァル

【ベルシャツァル】新バビロニア帝国の王。ネブカドネツァル王の息子。彼が大宴会を開き、あるまじきことにエルサレム神殿にあった金の器で酒を飲み偶像を礼拝していた時、忽然と人の指が宙に現れ、壁に帝国の滅亡を預言する短い文章を書いた。そして、王は…

ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤ

【ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤ】バビロン王に仕える者として捕囚の民から、ダニエルと共に選ばれたハナンヤ、ミシャエルアザルヤ(シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ)。彼らは偶像を拝むことを拒み、火の炉に投げ込まれるも、神に守られ、全くの無傷…

ダニエル

【ダニエル】三回に分けられるバビロン捕囚の第一回の捕囚民としてバビロンに連行された。バビロンの王がユダヤ人の王族、貴族出身で優秀な人物を王宮に召しいれる際、彼はそのひとりとして選ばれ、ある時、王の夢を解き明かしたことによって高位に就くこと…