Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

「わたしの民」とは?

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恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいる(使徒18:9-10)

1.永遠のいのちを持つ民

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)

「永遠のいのち」

これは聖書における最も重要なキーワードです。

なぜなら「永遠のいのち」こそ、人間にとって最も多きな問題である「死」に対する唯一の解決策だからです。

ただ、ここで言う「永遠のいのち」は、この肉体の命が永遠に続くということではありません。同じく、ここで言う「死」とは単なる肉体の死ではありません。

とにかく「死」に対する明確な答えがないばかりに、私たち人間は、誰もが漠然とした「死の恐怖につながれて」(ヘブル2:15)いるのです。

イエス様はそのような私達に「永遠のいのち」への希望を与え、その死の恐怖から解放するために来られました。

2.神によって選ばれた民

「神は私たちを世界の基のおかれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました」(エペソ1:4)

私たちはイエス・キリストを信じて創造主なる神との関係を回復するようにと選ばれました。

その選びはこの世界が創造される前からだと言うのですから、驚きです。

しかし、この「恵みによる選び」にあぐらをかいてはいけません。

それは次のユダの手紙の言葉にあるとおりです。

「私はあなたがたに思い出させたいことがあるのです。それは主が、民をエジプトの地から救い出し、次に、信じない人々を滅ぼされたということです。」(ユダ1:5)

これはつまり「選びの民」の中からさらに選ばれた人々が救いを得たということです。

私たちは自らの選びを確かなものとする必要があるのです。

3.真理に属する民

「わたしは真理の証をするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います」(ヨハネ18:37)

真理を求める人々はみなイエス・キリストのもとへ来ると聖書は教えます。

なぜなら、イエス様こそが真理だからです。

イエス様は言われました。

わたしが道であり、真理であり、命なのです。(ヨハネ14:6)

ですから、イエス様のもとから迷いでないためには、常に真理がどこにあるか?ということを求めて生きることが大切です。

そのような生き方をする時に、私たちは神の民として、神の栄光を現していくことができるのです。

 

説教者 高森恒喜牧師

(2017年2月5日の礼拝説教要約)

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