Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

律法の目的と役割

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律法の目的と役割の違いを学びつつ、愛と律法、罪と律法の関係について理解を深めましょう。

1.律法の役割

律法によらないでは、私は罪を知ることがなかったでしょう(ロマ7:7)

何か新しい技術や文化が生み出されると、それを利用して悪事を企む人が出てきます。しかし、それらの「悪」を「罪」として裁くためにはそのためのルールが定められる必要があります。ルールには「罪」を明確化するという役割があるのです。神が定めたルール(律法)は私たちの違反(罪)を示し、私たちが罪人(違反者)であることを示すのです。

2.罪の性質

私のうちに住みついている罪(ロマ7:17)

神の定められたルール(律法)が明らかになる時に、私たちの違反(罪)が明らかになります。自らの罪に気付かされた私たちは神のルールに従って生きようと努力するのですが、それが出来ない自分に気付かされます。そこで、私たちははじめて自分の内に「罪の性質」があることに気付かされ、それから解放されることの必要性に気づかされるのです。

3.「心の律法」と「罪の律法」

心では神の律法に仕え、肉では罪の律法に仕えている(ロマ7:25)

クリスチャンになってもなお、神の律法に仕えようとする霊の性質と、罪の律法に仕えようとする肉の性質のはざまで苦悩することがあるでしょう。しかし、7章の前半、また8章にも記されているように、私たちは霊的世界においては、すでに「罪と死の原理」から解放され「いのちの御霊の原理」の中に生かされています。私たちの完全勝利は間近です。

説教者 高森恒喜牧師

(2018年4月15日礼拝説教の要約)

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