私たちはキリストのからだである「教会」を愛する者となるためにどのようにすればいいのでしょうか?
1.互いに執り成し祈る
私は、夜昼、祈りの中であなたのことを絶えず思い起こし(Ⅱテモテ1:3)
パウロは口述筆記で手紙を書いていたと思われますが、彼の口からはすらすらとローマ教会の指導的立場にあった人々の名前が出てきました。パウロが普段からそれらの人々のために日々祈っていたであろうことが伺えます。私達も同じように兄姉のために日々とりなし祈る者となりたいのです。また、その中で互いの間の愛が育まれることが期待できます。
2.互いの人生に興味関心を持つ
私はあなたのうちにある、偽りのない信仰を思い起こして(Ⅱテモテ1:5)
「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)とか「行いと真実を持って愛しましょう」(Ⅰヨハネ3:18)と言われると敷居が高く感じるかもしれません。しかし、「互いに興味や関心を持ちなさい」とか、「互いに気にとめなさい」だったらどうでしょう?「愛」の反対は「憎しみ」ではなく無関心と言われます。まずは互いの人生に関心を持つことから始めましょう。
3.互いに尊敬し合う
互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい(ピリピ2:3)
ローマ人への手紙に最後に記されているパウロの挨拶には、彼のローマの信徒に対する感謝と尊敬の念を見てとることができます。パウロは他の誰よりも福音宣教のために労した人であり、そのような自負を持っていた人でしたが、それを誇ることはなく、他の人の人格にまたその働きに心からの尊敬の念を抱くことのできる人だったのです。
説教者:高森恒喜師
(2018年12月16日礼拝説教の要約)