聖書が啓示する「神」とはどのようなお方なのでしょう?私たちが神に対する理解を深めることは、さらに豊かな信仰生活につながります。
1.天地万物を造られた神
私の助けは主から来る。天地を造られたお方から(詩篇121:2)
私たちが信じる神はどのような方なのか?聖書がそれについて真っ先に私たちに教える真理は「天地万物の創造主としての神」です。この世界は唯一なる神によって意味と目的を持って創造されたという真理から導かれるところの大切な人生観は、私たちの「生」には意味と目的があるということです。人生がどんなに空しく、理不尽に思えようともです。
2.なんでもできるお方(全能)
あなた(神)にとって不可能なことは一つもありません(エレミヤ32:17)
神が天地を創造されたという真理から導かれるさらなる真理。それは創造主なる神が全能(ぜんのう)の神であるという真理です。「神には何でもできる」という信仰は私たちが神と正しく結ばれる上で要となる信仰です。イエス・キリストの復活を信じることと、神の全能なることを信じることは切り離して考えることはできません。
3.私たちを愛しておれるお方
永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した(エレミヤ31:3)
私たちが創造主なる神によって造られた最高の作品です(エペソ2:10)。ゆえに創造主なる神は私たちをこよなく愛しておられます。私たちはともすると自分なんて、と卑下してしまうことがあるかもしれません。しかし、そのような考え方は健全な信仰生活を送る上で妨げとなります。「私は神の前に高価で尊い、私は神に愛されている」と告白しましょう。
説教者:高森恒喜師
(2019年4月14日礼拝説教の要約)