「宗教」には怪しいとか難しいというイメーシがあるかもしれませんが、本来、宗教はそのようなものではありません。聖書が「宗教」についてどう言っているかを確認しましょう。
1.悪から離れ、善に生きること
宗教とは、孤児ややもめたちが困っている時に世話をし、この世の悪に染まらないように自分を守ることです(ヤコブ1:27)
上記の聖句を要約すると宗教とは「悪から離れ、善に生きる」こととなるでしょう。
聖書における宗教の定義は実にシンプル。難しくもないし、怪しくもありません。
むしろ、人間としてのあるべき姿を実現するのが「宗教」の役目であると言えるでしょう。
2.互いに愛し合うこと
互いに愛し合いなさい(ヨハネ13:34)
「悪から離れ、善を行う」生き方は「互いに愛し合う」結果として生まれるものです。
十戒を原語のニュアンスを加味して訳すると「~するはずがない」という表現になるそうです。
つまり、神と人を愛しているなら・・・殺すはずがない、姦淫するはずがない、盗むはずがない、ということになるのです。
3.神の愛を知ること
わたしがあなたを愛したように・・・愛し合いなさい(ヨハネ13:34)
イエス様の愛を知ることなしに互いに愛し合う生き方を実現することはできません。また、その愛を知るためにはキリストの十字架と復活を信じ、聖霊を受けなければなりません。
なぜなら神の愛は聖霊によって私たちのうちに注がれているからです(ローマ5:5)。
「真の宗教」は聖霊に満たされることなしに実現することはありません。
説教者:高森恒喜師
(2019016 礼拝説教要約)