「どこにいる時よりも、ふじ子の前にいる自分が、信夫は好きだった」
これは小説「塩狩峠」で主人公が親友の病気の妹を見舞う際の心理描写。
あれ?どこかで・・・
と思ったら、最近、ある芸人さんと電撃結婚をした女優さんがこれと似たことを言っていました。
「誰が好きかより、誰といる自分が好きかが大切」
平野啓一郎という作家が「分人」という人間観を提唱しています。
自分というのは一つの確固たるものではなく、他者との関係で変わってくるとのこと。
なので、この人と一緒にいる時の自分は嫌いだけど、この人と一緒にいる時の自分は好き、ということが起きるのだと。
クリスチャンとしては「誰といるよりもイエス様と一緒にいる自分が私は大好きです!」と、心から言えるものとなりたいですね。
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