「愛」は私たちの生活に具体的にどのような形で現されていくものなのでしょう。そのいくつかについて学びましょう。
１．愛は罪をおおう
互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです(Ⅰﾍﾟﾃﾛ4:8)
罪の赦しのための「贖い（あがない）」には「覆う（おおう）」という意味が含まれます。父なる神はその愛のゆえにキリストの義の衣で私たちを覆って下さり、私たちの罪に目を留められないと言われるのです。兄姉の欠点や短所には目を向けず、美点や長所に目を向けることも「愛する」ことであることを心に留めましょう。
２．愛は人を育てる
知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てます（Ⅰコリント８：１）
人間は食物が十分に与えられていても、そこに愛が不足していると健全な成長を遂げることは出来ません。私たちがみことばによって成長するためには、そこに溢れる神の愛をも受け取らなければなりません。そのようにして霊的な成長を遂げた人こそ、他の兄弟姉妹の霊的な成長のためにも仕えることのできる人となるのです。
３．愛は恐れを締め出す
全き愛は恐れを締め出します（Ⅰヨハネ４：１８）
神様の愛に対する全き信頼は私たちを様々な恐れから解放します。「人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛は誰も持っていません(ﾖﾊﾈ15:13)」との言葉に理想とする愛の完成形がありますが、そこに向かって行く上でも、私たちは神様の愛を十分に受け取る必要がありますし、そのためにも聖霊に満たされる必要があるのです。
説教者：高森恒喜師
（2019年8月11日礼拝説教要約）
