テキスト@マルコ9章49-50節他
聖書における塩の意味、価値、役割について
1.「塩」の契約
たとえ山が移り、丘が動いても、わたしの真実の愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない(イザヤ54:10)
「塩」は「不変・永遠」の象徴。
ですから「塩の契約」と言えば、それは「永遠・不変の契約」という意味になります。
私たちはそのような「永遠に変わらない神の愛と平和の契約」の中に入れられているのです。
信仰と希望と愛を胸に生きましょう。
2.「塩」の価値
わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)
「塩」は当時、金や銀にもまさるとも劣らない価値をもっていました。
「塩」は人間の生命にかかわるものですから、ある意味では金や銀よりも貴重です。
私たちもまた神の目には、価値ある存在であることを忘れてはいけません。
あなたの命は神の御手の中にあるのです。
3.「塩」の役割
穀物のささげ物にはみな、塩で味をつけなさい。穀物のささげ物に、あなたの神の契約の塩を欠かしてはならない。(レビ2:13)
「塩」には味をつける以外にも、防腐作用があります。
私たちはこの地上の腐敗を防ぐものとして、遣わされていることも心に留めましょう。
そのためにも、私たちは聖霊の火によって、日々焼き尽くされ、そのうちに塩気をいつも保とうではありませんか。
2020年2月23日 礼拝説教要約
説教者:高森真理子