テキスト@Ⅰコリント6:17他 説教者:高森恒喜
聖徒が霊・魂・体において一つとなるための交わりについて
1.霊の領域
主と交わる者は、主とひとつ霊となるのです(1コリ6:17)
私たちが霊的に一つとなるために重要なことは、それぞれが神と一つとなること。そのために神との密な交わりを持つことです。
「ささげものを食する者は祭壇の交わりに預かる(Ⅰコリ10:18)」は詳訳聖書ではその意味するところとして「同じ神を礼拝することによって一つとなる」との訳も載せてますが、教会の一致は共に礼拝する結果としてもたらされるのです。
2.魂の領域(知性の領域)
私たちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、ひとりの成熟した大人となって・・・(エペソ4:13)
パウロは「霊で祈り、知性でも祈り」(Ⅰコリ14:15)と言っていますが、私たちは霊性を強調するあまり、知性をないがしろにしてはいけません。その逆もまた然りです。
私たちはともに聖書を学び、明確で正確な知識に基づいた信仰による一致を求めなければなりません。
3.体の領域(可視的領域)
みな、一つ思いとなり、同情し合い、兄弟愛を示し、心の優しい人となり、謙虚でありなさい(Ⅰペテロ3:8)
霊における一致、知性における一致は、目に見えるところにおける一致へとつながります。それは各々が与えられている能力を活かして互いに仕え合うことによる一致です(Ⅰペテロ4:10)。
それによって、教会はひとつからだとして一つ使命のために機能するのです。
(2020年3月22日の礼拝説教要約)