テキスト＠ヤコブ４：１他 説教者：高森恒喜牧師
戦争が起こるのは神のせいなのでしょうか？
１．戦争は欲望から
戦いや争いは・・・欲望から出て来る（ヤコブ４：１）
「神がいるなら、どうして世界中で戦争が起こっているのか？」と、戦争がまるで神様のせいかのように言う人がいます。しかし、実際に戦争をしているのは神様ではありません。日本に原爆を落としたのも神様ではありません。それらは全て人間の所業です。人類全体が、欲望に囚われてしまった結果、自らに招いている破滅なのです。
２．平和は御心から
平和をつくる者は幸い・・・神の子ども（マタイ５：９）
自分の欲望に従えば、その先には争いがあり、破滅があります。平和を作る者となりたいと願うならば、その反対のことを実践すれば良いだけです。自分の欲望ではなく、神の御心に従うのです。その先にこそ、真の平和があり、真の繁栄があるのです。ただ、そのためには私たちが神を主人として、また自らをしもべとして認める必要があります。
３．秩序は権威から
恐れなければならない方を、あなたに教えてあげましょう。殺した後で、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方・・・（ルカ１２：５）
平和のあるところには秩序があり、秩序のあるところには権威があります。そして、私たちの信じる神様が持っておられるところの権威はその「裁きの力」に裏打ちされているものです。そのような意味でも、私たちは天国だけではなく、地獄もリアルに感じることが大切です。
(2020年8月9日の礼拝説教要約）
