テキスト@エペソ6:9他 説教者:高森恒喜牧師
聖書から差別について考えてみましょう
1.差別と区別
とはいえ、女は男なしにあるものではなく、男も女なしにあるものではありません(Ⅰコリント11:11)
差別と区別を混同してはいけません。差別は悪いことですが、区別は悪いことではありません。たとえば「男尊女卑」は差別です。しかし、スポーツの試合などで、男女を分けたり、階級などを分けたりすることは、差別ではなく区別です。神は男女を区別して造られたのです。
2.差別と本能
人の心が思い図ることは、幼いときから悪である(創世記8:21)
差別は悪いことですが、主が来られる日まで、それが地上から無くなることはないでしょう。それには、私たちが本能的に異質なものを拒絶しようとする傾向があることも一つの原因と思われます。しかし、神がキリストをとおして私たちに与えてくださった愛は人間の本能を凌駕するものであることを忘れてはなりません。
3.差別と信仰
主は人を差別なさらない(エペソ6:9)
イエス様は決して人を差別されませんでした。私たちもそれに倣い「何をするにも人に対してではなく、主に対してするように、心から行い」(コロサイ3:23)たいのです。そんなこと無理だと思われるかもしれません。しかし、私たちは「キリストの心をもって」(Ⅰコリント2:16)いると聖書は教えているのです。神に不可能はありません。
(2020年8月23日の礼拝説教要約)