小学校1年生の頃。
2歳下の弟と、家の前を流れる用水路に立ち並び、用を足していると(40年前のこと、ご容赦を)自分を男だと疑わない4歳下の妹が、なら私もと、すぐ横に来てモゾモゾ。
しかし、しばらくして彼女はハッと固まりました。
そしてゆっくりと私のほうを見たその顔は青ざめ、唇は震え、目は怯えきっていました。
ワッと泣き叫びながら家に駆け行く妹。
その背を何事?と見送る兄ふたり。
あとで母に聞いたところによると、なぜお兄ちゃんたちにあるのが私にはないのか?私のはお母さんのお腹の中に落としてきたのか?と騒いでいたとのこと。
今年も、私たちは自分ではどうにもならない現実に多々向き合ってきました。
しかし、全ては神の御手の中。私たちはただあふれるばかりの感謝を捧げるのみです。