Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

忠実な僕である支配者

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テキスト@創世記1:26-28他 高森恒喜牧師
人が神の似姿として造られた第一義的意味と目的は?

1.支配者として

地と空と海とあらゆる生き物を治めさせるために・・・われわれのかたちに似せて人間を造ろう(創世記1:26※リビングバイブル)

神が人をご自身の似姿に造られた一番の理由。それは人間を地上の支配者とするためでした。神が万物の支配者であるのに似せて、人を地上の支配者として、すなわち王(統治者)として創造されたのです。人間には創造の当初、大いなる権威が与えられていたのです。

2.管理者として

神である主は人を連れて来て、エデンの園に置き、そこを耕させ、また守らせた(創世記2章15節)

「支配者」というと被支配者を苦しめるような印象を持つ人もおられるかもしれません。「管理者」と言い換えてもよいでしょう。人間は地上を正しく管理するために造られました。地に拡散するようにとの命令も、それが管理者としての使命を果たすために必要だからです。

3.忠実な僕として

管理者に要求されることは、忠実(Ⅰコリント4:2)

私たちは神によって支配者(統治者、王)として造られた存在ですが、それは「恵みの良き管理者」として、また「神の忠実な僕(しもべ)」として造られたということを忘れてはなりません。神のしもべとして、私たちが小さなこと(地上での働き)に忠実であり続けるならば、来たるべき世界(新天新地)において大いなる者となるでしょう。

(2021年1月10日の礼拝説教要約)