テキスト@Ⅱテモテ3:16他 高森恒喜牧師
聖書による聖書についての証言
1.神の霊感による書物
聖書はすべて神の霊感による・・・(Ⅱテモテ3:16)
66冊の書物によって構成される「聖書」は約40人の著者によって記されました。しかし、真の著者はただひとり。それは創造主なる神です。なぜなら、40人の著者は神の聖霊に導かれ、それらを著したからです。しかし、いわゆる「自動書記」ではありません。神は40人の著者たちの知性・感情・意志、またそれぞれの個性を用いられました。
2.キリストについての証言
聖書は、わたし(キリスト)について証ししている(ヨハネ5:39)
イエス様ご自身、聖書は自分がキリストであることを証言するために記されていると言われました。この時、イエス様が「聖書」と呼ばれたのは「旧約聖書」ですが、新約聖書を理解するためには、旧約聖書を理解する必要がありますし、同時に、旧約聖書を理解するためには新約聖書を理解する必要があります。
3.聖徒を整えるための教訓
かつて書かれたものはすべて、私たちを教えるために(ローマ15:4)
聖書は「キリストを証」するために「神の霊感によって」記された書物ですが、キリストの証を受け入れた人々にとっては、成長のための霊的な糧です。私たちは聖書の教えを学ぶことによって、神を畏れることを学び、神のご計画に関する理解を深め、希望に満ち溢れた人生へと導かれていくのです。
(2021年5月2日の礼拝説教要約)