Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

なぜ、戦わなかった?

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テキスト@士師1章他 高森恒喜牧師
イスラエルはなぜカナン人を追放できなかったのでしょう?

1.断念

ユダは山地を占領した。しかし、平地の住民は鉄の戦車を持っていたので、ユダは彼らを追い払えなかった(士師記1:19)

ヨシュアは「カナン人が鉄の戦車を持っていても・・・追い払わなければならない」(ヨシ17:18)と命じたが、実際に戦車部隊の強さを目の当たりにしたユダ族は彼らと戦い続けることをしなかったようです。つまり、諦めてしまったのです。しかし、私たちは自らの内にある神の国が確立されるために戦い続けることを止めてはいけません。

2.妥協

エルサレムに住んでいるエブス人に関しては、ベニヤミン族がこれを追い払わなかった(士師記1:21)

戦い続けることは大変なことです。ですから、住民が自分たちの平和を脅かす存在でなかったら、別に追い出す必要はないのでは?と妥協してしまったイスラエルの民がいたようです。しかし、それが彼らの罠となりました。私たちはどんな小さな悪でも妥協してはなりません。

3.高慢

イスラエルは強くなったとき、カナン人を苦役に服させたが、彼らを完全に追い払うことはしなかった(士師記1:28)

カナン人を追放するよりも、奴隷として労働力としたほうが利口なのでは?と思う人たちもいたのでしょう。確かに人間的にはそうしたほうが生産的、かつ、人道的かもしれません。しかし、大事なことは神の命令に徹底的に従うこと。自分の考えを優先するのは高慢です。

(2021年8月8日の礼拝説教要約)