テキスト@ヤコブ1:15他 高森恒喜牧師
肉の欲に翻弄されない生き方を身につけましょう
1.破滅の原因は欲望
欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます(ヤコブ1:15)
なぜ、十戒の十番目の戒めが「欲しがってはならない」という、他の戒めと比較して大したことのないように思える内容なのか。その答えが上記の御言葉にあります。殺人、窃盗、姦淫、ほぼ全ての罪が人間の「欲望」から発しているのです。ですから、罪を犯したくないと願うならば、私たちのたましいが欲望から切り離されなければなりません。
2.悪魔は欲望を利用
その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった(創世記3:6)
エバがサタンの「偽り」の言葉に耳を傾けてしまった時、彼女の中に「貪り」が生じ、結果、食べてはならないと言われていた善悪の知識の木から実を取って食べてしまいました。悪魔はあらゆる手段で、私たちに「貪欲」を植え付け、それによって自滅させようとします。
3.聖霊が欲望を断つ
貪欲を殺してしまいなさい。貪欲は偶像礼拝です(コロサイ3:5)
貪欲に支配され生きるとは、自らの欲望を神として生きることです。私たちがそのような生き方から解放されるための第一歩は、自分の欲望ではなく、神のために生きることを願うことです。そのような願いは神の御心ですから、神はその願いを必ず叶えられます。そして、そのために私たちに聖霊を与え、聖霊に満たし、聖霊によって導かれるのです。
(2021年9月19日の礼拝説教要約)