テキスト@Ⅱ列王記5:1-19 高森恒喜牧師
ナアマン将軍の人柄に彼が神様からの祝福を受けた理由を見いだすことができるのではないでしょうか?
1.人との良好な関係を築く人
できる限り、すべての人と平和を保ちなさい(ローマ12:18)
預言者エリシャだったら、ナアマンのツァラアトを治してくれます。そう助言したのはイスラエルの地から連れ去られ、奴隷とされていた若い女性でした。この女性から見ればナアマンは敵国の将軍。おまけに自分を奴隷としている人物。それなのに彼女がナアマンの癒しを願ったところに、ナアマンが女奴隷に対して友好的であったことが伺えます。
2.人の助言に耳を傾ける人
知恵のある者は忠告を聞き入れる(箴言12:15)
ナアマンはエリシャが自分と会おうともせず、ただヨルダン川で身を洗えという指示を与えた時、失礼千万と激怒。そのまま帰途につこうとするのですが、僕が「エリシャは難しいことをしろと言ってるわけではありません」と諫(いさ)めると、それもそうだと素直にその言葉に従いました。彼は人の助言や忠告に耳を傾けることのできる人でした。
3.より正しいことを行う人
どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます(使徒10:35)
ナアマン将軍は「癒し」を体験するだけではなく、その経験をとおし、万物の創造主なる神に立ち返りました。彼は、より正しいことを選び取ることのできる人でした。周囲の人々と友好的な関係を築くこと、また、人の助言に耳を傾ける姿勢にもその生き方は反映されています。
(2021年10月17日の礼拝説教要約)