テキスト@ヨハネ6章1~13 高森恒喜牧師
給食の奇跡をとおして神がキリストについて示されたこと
1.完成させる神
召使いは「これだけで、どうして百人もの人に分けられるでしょうか」と言った・・・召使が配ると、彼らは食べて残した(Ⅱ列4:42-44)
イエス様と比べると小規模ですが、預言者エリシャも給食の奇跡を行いました。バプテスマのヨハネは「預言者エリヤ」になぞらえられましたが、イエス様は「給食の奇跡」によって、ご自身がその後継者エリシャのように神の働きを完成される方であることを示されたのでしょう。
2.養われる神
イエスは彼らに言われた・・・アブラハムが生まれる前から、『わたしはある』なのです(ヨハネ8:58)
イエス様は給食の奇跡をとおし、ご自身こそカナンの地を目指して荒野を旅するイスラエルの民を、天からのマナをもって養った神であることを暗示されたとも考えられます。イエス様は約束の地を目指して歩む神の民を見放すことも見捨てることもなく養って下さる方なのです。
3.命なる神
神のパンは、天から下って、世にいのちを与えるもの・・・わたしがいのちのパンです(ヨハネ6:31-35)
神が荒野で天より下されたマナは、いのちのパンとして天から下られたイエス様を予表するものでもありました。私たちはイスラエルの民が毎日マナを集めたように、毎日イエス様のことばを蓄え、そこに宿る命に生かされる者となろうではありませんか。
(2021年10月31日の礼拝説教要約)