Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

自分を正しく知るために

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自分のことは自分が良く分かっている。そう思ってる人もいるでしょう。しかし、案外、自分のことを自分が良く分かっていないこともあるもの。健全な信仰生活を送る上でも自分を正しく知ることは大切です。

1.自分が自分を知らないことを知る

自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は知るべきほどのことをまだ知らないのです(1コリント8:2)

自分はすでに知っていると思っているならば、それは高慢です。何においても、自分の知っていることはわずかであることを忘れてはいけません。自分自身についてもそうです。私たちは知れば知るほど、まだまだ知るべきことがあることを実感するものです。

2.主観と客観の誤差を知る

モーセは、自分の手によって神が同胞に救いを与えようとしておられることを、皆が理解してくれるものと思っていましたが(使徒7:27)

自分の言動が自分がイメージしているように他の人にも映っているとは限りません。自分の聞く自分の声と、他人が聞く自分の声には違いがあるように自分の主観と客観には誤差があります。自分を客観視するために他人の忌憚なき意見に耳を傾けることも大切です。

3.神が一番の理解者であることを知る

わたしは、あなたを・・・国々への預言者と定めていた(エレミヤ1:5)

自分について自分しか知らない部分もあります。また、自分について他人にしか分からない自分もあります。また自他ともに知る自分もあるわけですが、同時に、創造主なる神しか知らない自分という部分もあるのです。ですから、そのような意味において、自分の考えや他人の意見だけでなく、いや、それ以上に神の自分に対する考えに耳を傾けることが最も大切なことです。常に主との深い交わりの中に生きましょう。

(2022年1月30日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)