誰もが幸せになりたいと願っていますが、聖書はどんな人が幸せだと教えているのでしょう。それを学び、真の幸福を楽しむ者となりましょう。
1.罪を赦された人
幸いなことよ、その背きを赦され、罪をおおわれた人は…主が咎をお認めにならず、その霊に欺きがない人は。(詩篇32:1-2)
クリスチャンの幸福は「罪の赦し」を土台とします。たとえ、地上で人が羨むような生活をしていたとしても「罪の赦し」を受け取っていないなら、幸福ではありません。なぜなら、死後に永遠の滅びが待っているからです。逆に、人の目にはみじめな生活を送っているように見えても「罪の赦し」を受け取っている人は幸せな人です。
2.神の命令を守る人
イエスは言われた。「幸いなのは…神のことばを聞いてそれを守る人たちです」(ルカ11:28)
そもそも神の命令は人間を幸せにするためにあります(申10:12-13)神の命令を守れば、幸福になるのは当然です。その命令の中心は「互いに愛し合いなさい」ですから、人間の幸福は「愛」を中心とした生活によって、より豊かになることが分かります。人生には様々な試練や苦難がありますが、その中でこそ、私たちは「愛」を学ぶのです。
3.神のそばにいる人
私にとって、神のみそばにいることが、幸せです(詩篇73:28)
私たちにとっての究極の幸せは神のそばにあること。そして、神とともに歩むことです。では、どうすれば私たちは神に近くあることができるのでしょう。それは私たちが「互いに愛し合う」ことによってです。そのためにも、私たちは十字架をとおして、示された神の愛を深く知り、それを十分に受け取る必要があります。十字架の愛を本当の意味で理解しなければ、私たちは本当の意味で人を愛することはできません。
(2022年3月20日の礼拝説教要約 説教者:高森真理子牧師)