私の口のことばと 私の心の思いとが 御前に受け入れられますように。 主よ わが岩 わが贖い主よ。(詩篇19:14)
1.サタンは人間の思いに働きかける
悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうという思いを入れていた(ヨハネ13:2)
サタン(悪魔)はもともと神に仕える天使であったと考えられています。しかも、天使長だったとされるので、強大な力の持ち主です。しかし、私たち人間を直接攻撃することは原則的に許されていません。許されているのは「思い」に働きかけることです。初めの人間であるアダムとエバに対してもそうでしたし、今日もそうです。
2.思いをみことばで満たす
何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く...あなたの目が前方を見つめ...まっすぐ前を向くように(箴言4:23-25)
私たちが自らの心を守る時、そこからいのちの泉が湧きだすと聖書は教えます。しかし、しっかりと自らの心を守っていなかったらどうなるでしょう。死の泉が湧きだすことにならないでしょうか?では、どのようにして私たちは自らの心の思いを守ることができるのでしょう。それは私たちの思いをみことばで満たすことによってです。
3.自分の願いではなく、神のみこころを優先する
父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように(ルカ22:42)
イエス様はまことの神である方でしたが、地上においては私たちと同じようにサタンの誘惑に遭われ、人としての弱さも経験されました。しかし、そのような中でも罪を犯さなかったのは、イエス様が原罪を引き継いでいなかったからだけでなく、徹底的に神のみこころを求めていたからではないでしょうか?ただ神のみこころを求め続けましょう。
(2022年5月29日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)