Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

神を恐れよ

結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである(伝道者12:13)

1.神を恐れよ

主を恐れることは知識の初め(箴言1:7)

箴言はその冒頭で「神を恐れること」こそが祝福された人生を送る上で最も重要であると教えます。伝道者の書では伝道者が人生について思索し尽くした上で「神を恐れること」こそ最も重要であるとの結論に至ります。この場合の恐れるとは恐がることではありません。神への畏敬の念、畏怖の念を持つことです。もし、私たちが神への畏怖の念を持っていないならば、それは霊的に非常に危うい状態です。

2.神の命令を守れ

あなたがわたしの命令に耳を傾けてさえいれば...(イザヤ48:18)

神は、私たちに益になることを教え、歩むべき道に導びかれる方です(イザ48:17)。しかし、それを知りながら、神に従おうとしない人がいます。その一つの理由が神に対する畏怖の念の欠如です。「主を恐れることを学ばなければならない」(申31:13)とあるように「神への畏怖」は自然に身に着くものではありません。それはみことばを学ぶことによって身につけなければならない事柄であることを銘記しましょう。

3.それが全て

わたしはあなたがたに新しい戒めを与えます(ヨハネ13:34)

聖書には多くの神の命令が記されています。それは私たちが実りある人生を送る上で大切な神の教えです。それらの教えを集約すると「互いに愛し合いなさい」(ヨハ13:34)となります。だからこそ「神の命令を守ることが人間にとって全て」という結論に行き着くのです。私たちの人生は「互いに愛し合うこと」に尽きます。そのためにも、私たちは神を恐れることを学ばなければなりません。

(2022年6月12日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)