主の教えを喜びとし、昼も夜も、その教えを口ずさむ人。その人は...時が来ると実を結び...そのなすことはすべて栄える(詩篇1:2-3)
1.助言するみことば
あなたのさとしこそ、私の喜び、私の助言者です。(詩篇119:24)
人間の目には正しく見える道でも、神の目から見るとそうでない道があります。ですから、神の声を無視して、我が道を行くことは得策ではありません。その行く先には滅びが待ち受けているかもしれないからです。そうならないためには、常に神の言葉に心と思いを向けていくことです。そのようにして、みことばをとおして与えられる神の知恵と力によって、正しい道を選び取るのです。
2.指導するみことば
主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません(詩篇23:1)
イエス様は私たちの羊飼いとなり、私たちを天の御国へと導いてくださいます。ただ、それはイエス様が目に見えるかたちで私たちの前に現れ、導いてくださるわけではありません。神の言葉、すなわち聖書の教えをとおして私たちを導びかれるのです。ですから、神のことばに目を向けないということは、私たちを導いておられるイエス様に目を向けないということであり、御国への道から逸れてしまうことになります。
3.育成するみことば
みことばは、あなたがたを成長させ...御国を受け継がせる(使徒20:32)
神のことばこそ、私たちをキリスト者として成長させる霊の糧です。たとえ、毎週欠かさず礼拝に集っていたとしても、教会での奉仕に熱心に従事していたとしても(もちろん、これらは素晴らしいことですが)日々みことばを食する習慣を身につけていないならば、その人は霊的に栄養失調の状態になっています。そのような状態では私たちは成長することはできません。
(2022年6月19日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)