Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

私たちが憂うべきこと

幕末の志士、大隈重信は外務大臣時代に彼の政策を止めんとする右翼のひとりに爆弾を投げつけられました。犯人はその場で自害。大隈は片足を失いました。

しかし、大隈は犯人を責めることなく、かえって褒めたというのです。彼もまた国のことを憂えてしたことだと。

先日、安倍元首相が凶弾に倒れました。政治信条を異にする人でも、安倍氏が国のことを思って奔走していたことを認める人は多く、残念に思っておられることでしょう。犯人は何を思って犯行に及んだのか、少なくとも国を憂えてのこととは思えません。

個人主義がはびこり真に日本のことを思う人は少なくなって来ています。同時に真に神の国のことを思う人も。私たちはこのことを憂うべきです。