某ラジオ番組の電話相談コーナー。相談者は五〇代男性。
「日記に書いた妻の悪口を本人に見られた。妻は怒り心頭。これって悪口を書いた自分が悪い?勝手に日記を見た妻が悪い?」。
聞くと悪口というより「自分ばかり働かされて馬鹿らしい」とか「家事に細かい注文をつけるな」とか「子育てに協力的でなかったとかいちいち昔のこと持ち出されても」とかの、ぼやき。
男性は日記でぼやくことによってガス抜きをしていたのでしょう。
「書くと妻の悪口になってしまうんだよ…」と日記をやめた先輩牧師のことが思い出されました。
人にぼやいたり、日記でぼやくより、神様にぼやきましょう。すると、あら不思議、「ぼやき」は「祈り」に昇華されるのです。