信仰の転機となる出来事を心に刻むことは、確かな信仰生活を送る上で重要です。また兄姉の同様の体験に耳を傾けることも大事です。
1.救い
わたしを呼べ。そうすれば、わたしはあなたに答え、あなたが知らない理解を超えた大いなることを、あなたに告げよう(エレミヤ33:3)
幼い頃から教会学校に通っていましたが、中学生になるまで、キリスト教は数ある宗教の中の一つで、イエス様も神々のひとりにしか過ぎないと思っていました。しかし、「わたしを呼べ、そうすれば答える」とのみことばに出会った時、神は唯一であること、そして、その神が生きて働かれる方であることを霊において悟るという経験をしました。
2.献身
まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすすべてのところへ行きわたしがあなたに命じるすべてのことを語れ(エレミヤ1:7)
高校一年生の時、拡大宣教学院の献堂式に参式。その時、ポロっと「このような素晴らしい環境で聖書の勉強ができたらいいなぁ」と漏らしたのを聞き逃さなかった牧師夫妻の祈りとサポートにより、高校卒業後、拡大宣教学院に入学。しかし、すぐに自信をなくして泣いてばかりの私を支えたのは「まだ若い、と言うな」という神のことばでした。
3.赦し
永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに真実の愛を尽くし続けた(エレミヤ31:3)
行方知れずだった父の所在と、一人わびしく生活していることを知った時、母も兄弟も、そして私も父を赦し、父を受け入れる決心をしました。20年以上も前に、家族を裏切り、家に帰って来なくなった父親をです。普通だったら、考えられないことかもしれませんが、これも私たち家族が神の「永遠の愛」に生かされているからだと信じるのです。
(2022年10月16日の礼拝説教要約 説教者:高森真理子牧師)