聖書箇所:使徒の働き2章1節ー4節
聖霊降臨のしるしとしての「炎の舌」について考えてみましょう
1.なぜ「舌」なのか?
炎のような舌が...一人ひとりの上にとどまった。使徒2:3
主の兄弟ヤコブはその手紙で、私たちの「舌は火」であり、人はそれを制御することができず、結果、自らに滅びを招いてしまうと言っています。だからこそ、神は聖霊降臨の日に、炎の舌を降らせ、弟子たちの舌、すなわち、言葉を異言というかたちで支配されたと考えることもできます。自分の力では、舌(言葉)を制御することができない私たちのために、聖霊が私たちの舌を支配し、命の道へと導いて下さるのです。
2.御言葉による支配
キリストのことばが...豊かに住むようにしなさい。コロサイ3:16
異言は神が私たちの舌(言葉)を支配されることの一つのしるしとして捉えることができます。異言は求める全ての人に与えられることを期待することができる賜物ではありますが、たとえ、それが与えられていなかったとしても、今すぐに自らの舌を神に支配していただく方法があります。それが御言葉を告白すること、また、御言葉を宣言することです。御言葉なくして成長はなく、御言葉なくして勝利はありません。
3.キリストの平和
あの人たちが...神の大きなみわざを語るのを聞くとは。使徒2:11
ペンテコステの日、神が異言によって人々の舌を支配された時、彼らは異言をとおして、何を語ったのでしょうか?それは「神の大きなみわざ」です。それは神への賛美と感謝であり、また、福音です。その結果と「その日、三千人ほどが仲間に加えられた。」(使徒2:41)とあります。神の言葉によって支配された人の口からは賛美があふれ、感謝があふれてきます。その時、「キリストの平和」が私たちの心を支配するのです(コロサイ3:15)
(2024年5月19日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)