聖書箇所:マルコの福音書4章1節‐20節
「聞く耳のある者は聞け」とイエス様は言われました。私たちがどのような姿勢でみことばを聞くかによって、実を結ぶか、結ばないかが決定することを知りましょう。
1.道端に落ちた種
道端に蒔かれたものとは...すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。マルコ4:15
並行記事では「悟らないと...悪い者が...奪います」(マタ13:19)とあります。それは「みことばに応答しない人」と換言できるでしょう。「ただ聞くだけの者となってはいけません。」(ヤコブ1: 22)
2.岩地に落ちた種
岩地に蒔かれたものとは...みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。マルコ4:16〜17
「いのちに至る門は...狭く、その道も...細い...そして、それを見出す者はわずか」である(マタ7:14)とイエス様は語られました。「敬虔に生きようと願う者は...迫害を受け」(Ⅱテモ3:12)る覚悟が必要です。
3.茨の中に落ちた種
茨の中に蒔かれたものとは...思い煩いや、富の惑わし...が...みことばをふさぐので、実を結ぶことができません。マルコ4:18〜19
パウロと宣教活動を共にし、幾多の苦難と試練を乗り越えたであろう人物が、世を愛したがゆえパウロから離れました(Ⅱテモ4:10)結局「世を愛することは神に敵対すること」(ヤコ4:4)なのです。
4.良い地に落ちた種
良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちのことです。マルコ4:20
神のことばに正しく応答し、人生は訓練であることをわきまえ、世の欲を求めるのではなく、神のみこころを求めて生きる人。そのような人こそ、神の前に多くの実を結ぶ者となることができるのです。
(2024年8月4日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)