物心がついてすぐの家族旅行。
印象に残っているのは、助手席からふりむく母の険しい顔。
そして、「うるさい!黙って寝てなさい!」との怒声。
父の実家、熊本に向かう車中でした。その頃、高速道路が未開通だったか、経済的な事情だったか、下道を走るのが常で、片道5時間以上。
母からは着くまでにたくさん時間がかかるから寝てなさいね、と言われ「はーい」と答えていたもののよく分かっていなかった私は数分毎に起きて
「まだ?」「いつ?」「もう少し?」
何回聞いたかは覚えてませんが、笑顔で「まだよ」と答えていた母を鬼の形相にさせるまでに聞いたことは確か。
今は毎朝「まだ?」「いつ?」「もう少し?」と神様に聞いています。マラナタ!