「王は、今日、本当に威厳がございましたね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように…」(第二サム六・二〇)。
これはダビデが神の箱の前で喜び踊る様子に、妻ミカルが放った言葉。
これだけ見ると、なんと嫌味な…
と思うでしょう。
しかし、嫌味の一つや二つ言いたくなる気持ちも分からなくもありません。
というのも彼女は、ダビデが暗殺から免れるよう尽力し、その後、不本意にも他の人の妻となり、不遇の時を過ごし、やっと夫が帰って来て、涙の対面と思いきや、第二、第三夫人のオマケつき。
これだけでも十分「はぁ?(怒)」案件ですが、さらに妻をめとるダビデ。
彼が信仰の人であることは変わりませんが、信仰の人でも、身内から見ると色々あるものです。