Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

不思議な助言者

聖書箇所:イザヤ書9章6節

インマヌエルなる神は「不思議な助言者」として、私たちとともにおられます。その助言を正しく受け取るために、私たちが知るべきことを確認していきましょう。

1.助言者なる神

わたしを呼べ。そうすれば、わたしはあなたに答え、あなたが知らない理解を超えた大いなることを、あなたに告げよう。エレミヤ33:3

新改訳聖書で「不思議な助言者」と訳されている部分は、口語訳聖書では「霊妙なる議士」と訳されています。「霊妙」とは「人知でははかり知れないほどに、奥深くすぐれている」という意味です。聞き慣れない言葉ですが、神の助言者としての様を表す日本語としてはより適切に思われます。神の人知を超えた助言に聞き従う人は幸いな人です。

2.聖書による助言

あなたのさとしこそ私の喜び私の助言者です。詩篇 119:24

神は私たちの助言者となってくださる方です。では、どのようにして神の助言を私たちは受け取ることができるのでしょうか?それは聖書の教えをとおしてです。「聖書はすべて神の霊感によるもの」(Ⅱテモ3:16)であり、原則的に神はご自身の言葉である、聖書をとおして私たちに語られるのです。だからこそ、私たちは聖霊に満たされる必要があり、また「その教えを思い巡らす」(詩1:2)必要があるのです。

3.助言を聞く耳

イエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」マルコ4:9

神は偉大なる助言者です。その助言を聞こうとしないことほど愚かなことはありません。しかし、多くの人がその愚かな選択をしてしまっています。その大きな原因の一つが「高ぶり」です。高ぶっている人は他人の意見や助言に耳を貸しません。神は時に未信者をとおしても語られることがありますが、高ぶっている人が、その声に耳を傾けることはできません。そのようなことのないよう謙遜を身に着けましょう。

(2024年12月8日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)