聖書箇所:マラキ書4章4節-6節
見よ。わたしは、主の大いなる恐るべき日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。(マラキ書4章5節)
1.エリヤとモーセ
アベル・メホラ出身のシャファテの子エリシャに油を注いで、あなたに代わる預言者とせよ。Ⅰ列王記19:16
変貌の山においてモーセとともにイエス様の前に現れたエリヤ。モーセとエリヤには共通しているところがあります。それは与えられた使命を後継者に託しているということです。モーセはヨシュアに、そして、エリヤはエリシャに。ヨシュアはギリシャ名ではイエスになります。そして、エリシャの奇跡はイエス様の奇跡と多くの共通点があります。
2.エリヤとバプテスマのヨハネ
あなたがたに受け入れる思いがあるなら、この人こそ来たるべきエリヤなのです。マタイ11:14
バプテスマのヨハネはエリヤを彷彿とさせるような服装や言動をしていましたが、本人に自分こそ来たるべきエリヤだという認識はなかったようです。しかし、イエス様は彼こそエリヤだと断言されました。そして、バプテスマのヨハネによって説かれ始めた「天の御国の福音」はイエス様へと引き継がれたのです(マタイ3:2、4:17)。
3.キリストの来臨に備える者として
彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て...滅ぼすことのないようにするため...マラキ4:6
バプテスマのヨハネには初臨のイエス様に備える働きがゆだねられていました。同様に、私たち教会には再臨のイエス様に備える働きがゆだねられています。バプテスマのヨハネがそうしたように、私たち教会も、人々に悔い改めて神に立ち返ることを、またその唯一の道である救い主イエス様を人々に宣べ伝えて行くのです。
(2024年12月15日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)