ある日の早朝、玄関のドアを開けると、そこにはアナグマ。
目が合った瞬間、あぁ田舎に来たんだなと嬉しくなりました。
日南チャペルが建って間もない頃の懐かしい思い出です。
一見、タヌキにも似たアナグマ。
ムジナとも呼ばれます。
ただ、タヌキのことをムジナと呼ぶ地方や時代もあり、混同されもします。
聖書には岩だぬきが登場します。英訳では岩あなぐま。
違った意味で混同されています。
しかも、実際はタヌキでもアナグマでもなく、ケープハイラックス。
釈然としません。
岩だぬきは「岩なる神を隠れ家とする人」の象徴です。
タヌキやムジナの暗躍するこの世界。
神の臨在される場所以外、本当に安全な場所はないことを、決して忘れてはいけません。