Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

モアブの女ルツ

聖書箇所:ルツ記

ユダヤ人から見れば、異邦の民であり、か弱い女性にしか過ぎなかったルツでしたが、神様は彼女に素晴らしい計画を持っておられました。

1.神は全てを益としてくださる

ルツは出かけて行って、刈り入れをする人たちの後について畑で落ち穂を拾い集めた。それは、はからずも...ボアズの畑であった。ルツ2ː3

自分の故郷を捨ててまで、まことの神に仕えることを選び取り、義母ナオミとともにイスラエルに移住したモアブ人の女性ルツ。神は彼女の信仰に応え、豊かな祝福へとつながる道を備えられました。買い戻しの権利を持つ親族ボアズとの出会いの場を設けられたのです。神はその御心を求めて生きる人には行くべき道を教え、導いてくださるのです。

2.神は私たちを贖われる

あなたの覆いを、あなたのはしための上に広げてください。あなたは買い戻しの権利のある親類です。ルツ3ː9

「買い戻し」とは「罪の贖い」を象徴します。ルツが「買い戻される」ことの必要性を認め、それをまっすぐに求めたように、私たちもまた贖われる必要性を認め、そして、まっすぐに、熱心に救いを求めることが重要です。もし、自分が罪人であることを認めなければ、贖いの必要性も感じないでしょう。救いを求めることもないでしょう。

3.神は私たちを祝福の約束に加えてくださる

サルマはボアズを生み、ボアズはオベデを生み、オベデはエッサイを生み、エッサイはダビデを生んだ。ルツ4ː21〜22

ルツは偶像ではなく、まことの神に仕えることを求め、自らの贖われることを求めました。その結果、彼女はダビデ王の曾祖母、つまり、キリストの系図に名を連ねることになったのです。これは実に驚くべきことです。神の祝福の約束から除外されていたモアブ人の女性であるルツが神の救いの計画の中で無くてはならない存在となったのです。

2025年3月30日の礼拝説教要約(説教者:高森真理子牧師)