若い時分の話。
常に穏やかな笑みを浮かべ、誰にでも紳士的に接する初老の牧師がおられました。
ただ、ときおり、満面の笑みで歯に衣着せぬ発言をされる方でもあり、そのギャップに驚かされることも。
その具体的な内容はあまり覚えてませんが、一つだけ強烈な印象を受けた言葉があります。
食事をしながら、私と個人的な会話をしているときのことです。
先生が唐突に言われたのです。
「私は聖霊派の牧師で、品性のある人に会ったことがない。
しかし、福音派の牧師はみな…」
「お～い、私も一応、聖霊派の牧師ですよ～」（私の心の声）。
偏見に満ちた意見と言えば、そうなのですが、まあ、分からなくもないというのが、なんとも悔しいところ。
品性。
大事です。
