聖書箇所：第Ⅱコリント１２章９節
人の弱さと、神の強さについて考察していきましょう。そして、私たちが神によって強められるために必要なことを学び、日々の生活に適用していきましょう。
１．自分の弱さを認める
だれかが弱くなっているときに、私は弱くならないでしょうか...心が激しく痛まないでしょうか。Ⅱコリント11：29
神の前にも、人の前にも自分の弱さを認めること。これが強められるために不可欠な姿勢です。自分の弱さを認めることは不快なことです。ですから、多くの人が自分の弱さから目を背け、ある人たちは虚勢を張って、自分を強くみせようとします。しかし、それは私たちの弱さをとおして、ご自身の栄光を現そうとされる神の意図に反します。
２．神の恵みによって強くなる
ですから、私の子よ、キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。Ⅱテモテへ2：1
私たちはこの世の知恵と力によって強められるのではありません。ただ神の恵みによって強くされるのです。恵みとは神から一方的に与えられる全ての良きものです。ですから、私たちは日々神の恵みを求めるべきです。また、神の前に自らを低くすべきです。雨が高いところから、低いところに注がれるように、神の恵みは謙遜な人に注がれるのです。
３．隣人の弱さを担う
私たち力のある者たちは、力のない人たちの弱さを担うべきであり、自分を喜ばせるべきではありません。ローマ人15：1
弱さの中にある方々のためにその力を用いていくためにこそ、私たちは神の恵みによって強められるのです。神が私たちに良きものを与えられるのは、私たちの心を喜びに満たすためですが、その喜びは、その恵みを分かち合う時、増し加えられるものであることも忘れないようにしましょう。そして、惜しみなく、与える者となりましょう。
2025年4月27日の礼拝説教要約（説教者：高森真理子牧師）
