ある老牧師に
「オススメの信仰書はあるかい?」と尋ねられ、
当時、二十歳だった私はその時読んでいた本を素直に紹介しました。
「『主よ、みこころを教えてください』です。」
「著者は?」との問いに
「匿名の著者で『ある英国の説教者』としか」と答えると、その牧師はじっと私を見つめ言われました。
「君はどこの馬の骨が書いたか分からんものを読んでいるのかね?」
え? う・ま・の・ほ・ね?
著作の一冊も、いや一文字も読まずして、ウマの骨?
とは思いましたが、言わんとすることは分からなくもありません。
しかし、神様はサムソンをして、ロバの骨で千の敵を打ち破られた方(士一五・一五)。
どこの馬の骨でも神が用いられるのに不足なしです。