子どもは外で遊ぶものと相場は決まっていた時代、私も近所の子どもたちと住宅街を縦横無尽に走り回っていたものです。
縦横無尽が過ぎて、他人の家の敷地も駆け抜けたりもし、怒られることもしばしば。
ある時、塀から少し離れたところにある、直径、高さ、ともに一メートルぐらいのコンクリート製の円柱の台の上に飛び乗って遊んでいると、鬼の形相で飛び出てきた家の主人に烈火のごとく怒られました。
当時は子ども相手に、そんな怒る?
ぐらいにしか思ってませんでしたが、
今、私が、キャッキャ言いながら、古井戸に被せてある薄いコンクリート製の蓋の上に飛び乗って遊んでいる子どもたちを見たなら、子どもがちびるくらいに怒り倒す自信があります。
