いつも通る道が通行止めで、黄色いバリケードの前には六〇代とおぼしき警備員の男性。
よくある光景ですが、少し違和感がありました。警備員さんが曇天にもかかわらず真っ黒なサングラスをかけているのです。
よく見ると、その警備員さん、微妙に船を漕いでいます。なんと立ったまま器用に寝ているのです。
その寝姿はついウッカリ寝てしまった感じではありません。
ベテランの雰囲気満載です(笑)
ははぁん、サングラスは目をつぶって寝ているのがバレないためのカモフラージュか。そう思った私は、クラクションをひと鳴らし。
その警備員さん、たいそう、慌てふためいておられました。
私たちも最後のラッパの音が響き渡る時、慌てふためかぬよう、霊の目をいつも覚ましていなければなりませんね(笑)