Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

聖書人物

テモテ

【テモテ】ルステラの教会の信徒。ギリシャ人の父とユダヤ人の母のもとに生まれる。まだ若かったと思われるが、忠実な聖徒として知られ、その噂を聞いたパウロは彼を宣教旅行のチームの一員としてスカウトする。新約聖書のテモテへの手紙はパウロが彼に宛て…

テトス

【テトス】「使徒の働き」には登場しないが、パウロの手紙でたびたび言及される人物。ギリシア人であった彼はパウロの伝道によって信仰に入り、早い時期からパウロの同労者となっていたと推測される。新約聖書の「テトスへの手紙」はパウロが彼に宛てた手紙…

主の兄弟ヤコブ

【主の兄弟ヤコブ】イエス様の実弟。イエス様の復活以前は兄イエスがキリスト(救い主)であることを認めていなかった。復活されたイエスを目の当たりにして、兄イエスがキリストであることを信じ、エルサレム教会では指導的な地位にあった。ヤコブの手紙の…

セルギウス・パウルス

【セルギウス・パウルス】使徒時代のキプロス地方総督。賢明な人物で福音に興味を抱き、巡回伝道中のパウロとバルナバを招いた。バルイエスというユダヤ人魔術師はそれに反対し、妨害しようとするも、彼が神に打たれて盲目になったのをみた総督は驚嘆し、信…

バルイエス

【バルイエス】別名エルマ。ユダヤ人で偽預言者、かつ魔術師だった。キプロス島を巡回伝道していたパウロとバルナバの活動を妨害するも、パウロが聖霊によって「盲目になる」と宣言するとそのとおりになる。それを目の当たりにした地方総督セルギウスが信仰…

ヘロデ・アグリッパ一世

【ヘロデ・アグリッパ一世】ヘロデ大王の孫で、ローマ帝国の支配下、イスラエルの統治を委ねられていた。彼は十二使徒のひとりでヨハネの兄弟ヤコブを殺害し、ペテロまで殺そうとした(使徒十二章)。彼はツロとシドンの人々に向かって演説をしている最中、…

アガボ

【アガボ】使徒時代に活躍した預言者。エルサレム教会で仕えていた預言者のひとり。世界的飢饉を預言したり(使徒十一・二十八)カイサリアに滞在していたパウロのもとを訪れ、パウロがローマに捕らえられて行くことを預言したりした(使徒二十一・十一)。

コルネリウス

【コルネリウス】カイサリヤに駐屯していたローマ軍の百人隊長。異邦人だったが、敬虔な聖徒として神と人とに仕えていた。ある日、幻に現れた天使の指示に従い、使徒ペテロを招くと、説教中、集まった異邦人の上に聖霊の賜物が注がれ、初代教会の異邦人伝道…

アイネア

【アイネア】リダという町に居住していた人で中風(脳梗塞などが原因で体に麻痺がある状態)を患っていたが、巡回伝道でリダを訪れたペテロによって、イエス・キリストにある癒やしを体験した。この癒しの出来事をとおし、リダの町に多くの救われる人がおこ…

アナニア

【アナニア】光の中、イエス様に出会う体験をして盲目になってしまったパウロのもとに神が遣わされた人物。彼がパウロに手を置いて祈ると、目から鱗のような物が落ち、目が見えるようになった(目からウロコの由来)。献金をごまかして、神に打たれたアナニ…

パウロ

【パウロ】熱心なユダヤ教徒だったが、キリスト教徒を迫害しようとダマスコに向かう途上、光のうちにイエス様に出会う体験をする。その後彼はイエスがキリストであることを大胆に証する者となり、彼の宣教旅行により、地中海世界の各地に多くの教会が生み出…

魔術師シモン

【魔術師シモン】伝道者ピリポによるサマリア伝道によって信者になった。信者になる前は魔術師としてサマリアの人々を惑わし、自らを偉大な者と称していた。信者になって後も、金と名誉を求める考え方が抜けず、聖霊を授ける権威を授けて欲しいとピリポに願…

伝道者ピリポ

【伝道者ピリポ】ステパノとともに、初代教会において選出された七人の執事のひとり。十二弟子ピリポとは別人。ステパノ同様、宣教者としても用いられた。具体的エピソードとして、馬車上でイザヤ書を朗読をしていたエチオピアの高官に福音を語った出来事が…

ステパノ

【ステパノ】初代教会において、使徒を補佐する執事として選出された七人のうちのひとり。信仰と聖霊に満ちた人で、彼の宣教の働きには多くのしるしと不思議が伴った。しかしそれがゆえにユダヤ人指導者の不興を買うこととなり石打の刑に処され、殉教した。

アナニヤとサッピラ

【アナニヤとサッピラ】裕福な信徒たちが所有する不動産を売却、その代金を教会に捧げる中、アナニヤとサッピラ夫婦もそれにならい、土地を売却。そこまでは良かったが、売上金の一部を自分たちのものとしておきながら、人々の手前、全代金を捧げたと申告し…

バルナバ

【バルナバ】初代教会において指導的な立場にあった人物。迫害者であったパウロがキリスト者になったことを多くの人が信じなかった中、彼はパウロを受け入れた。それから約十年後、彼らはともに宣教旅行へと出ていき、小アジアの各地を巡り、多くの人々を救…

マッティア

【マッティア】イエス様を裏切って自死したイスカリオテのユダに代わり、十二使徒に加えられる人物として挙げられた二人の候補。そのうちのひとりがマッティアである。もうひとりはバルサバという人だったが、使徒たちは祈って後くじ引きによってマッティア…

ピラト

【ピラト】ローマ帝国がパレスチナに駐在させていた行政長官。最終的にイエス様を十字架刑に処する判断を下した人物である。本人はイエス様を十字架刑に処することを避けたかったが、ユダヤ人たちの暴動や自らの政治生命が断たれることのほうを恐れてしまっ…

バラバ

【バラバ】イエス様に十字架刑の判決が下される直前イエス様との二択で恩赦の対象となる人物として名をあげられた。バラバの別名はイエス(マタ27・16新改訳2017)。ユダヤ人は二人のイエスのうち、どちらを選ぶかを問われ キリストではないほうのイ…

ザアカイ

【ザアカイ】取税人のかしら。裕福な生活をしてはいたが、取税人はユダヤ人からローマの手先とみなされ、嫌悪の対象となっていた。しかし、イエス様はあえて彼のところに宿泊された。感動したザアカイは自らの罪を悔い改め、財産の半分を貧しい人に施すこと…

マグダラのマリア

【マグダラのマリア】イエス様によって七つの悪霊を追い出してもらった女性。「マグダラ」はガリラヤ湖南西に位置した彼女の出身地。イエス様の宣教活動に十二使徒とともに従った多くの女性のうちのひとりで、彼女はイエス様の十字架と葬り、そして復活を目…

ニコデモ

【ニコデモ】ユダヤ人指導者、教師。同胞の目をはばかってではあったが、夜、教えを乞いにイエス様のもとに来た。イエス様を敵視するユダヤ人指導者には、もっと公平な目でイエス様を見るように勧めたりもしている。イエス様の死後は埋葬のためにと没薬など…

イスカリオテのユダ

【イスカリオテのユダ】十二弟子のひとりとして選ばれ、かつ金銭管理を任されていたので、信頼されていたのだろう。しかし、彼は金に目がくらみ、着服していた。最終的には、銀貨三十枚でイエス様を裏切り、敵対するユダヤ人たちに引き渡してしまう。そのこ…

使徒シモン

【使徒シモン】イエス様にペテロと名づけられたシモンと区別するため、十二使徒のリストでは彼の名には常に「熱心党のシモン」と記される。熱心党とは当時のユダヤ教の一派。過激な言動が目立つグループだった。彼はイエス様の弟子となる以前はその党員だっ…

使徒タダイ

【使徒タダイ】「ヤコブの子ユダ」という名前でも十二使徒のリストにその名を連ねている(ルカ6・16)また「主よ。私たちにはご自分を現わそうとなさるのに、世にはそうなさらないのはどうしてですか。」(ヨハネ14・22)との発言は彼によるものであ…

使徒小ヤコブ

【使徒小ヤコブ】アルパヨの子ヤコブ。ゼベダイの子ヤコブ(ヨハネの兄弟)と区別するために「小ヤコブ」と呼ばれていたようである。聖書には彼についての記述はあまりないが、マタイ(レビ)もアルパヨの子とされているので、二人兄弟だったのかもしれない。

使徒マタイ

元ローマ帝国の取税人。収税所で働いている時にイエス様に声をかけられ、弟子となった(別名・レビ)。その出来事と十二使徒のリスト以外、福音書に彼の名は登場しないがマタイの福音書の著者として、クリスチャンにとっては存在感のある人物である。

使徒トマス

【使徒トマス】復活の主が弟子たちに現れた時、たまたまそこに居合わせず、弟子たちの「私たちは主を見た」との証言を信じなかった人物として知られる。再度、弟子たちに現れたイエス様は彼に「見ないで信じる者は幸い」と語られた。異名はデドモ(双子)。

使徒バルトロマイ

【使徒バルトロマイ】彼の名は十二使徒のリストの中に名前が登場するだけで、その具体的な言動は記されていない。おそらく、使徒ピリポによってイエス様と対面したナタナエルのことだろうと考えられている。伝承によると彼はインドにまで出て行き、宣教の働…

使徒ピリポ

【ピリポ】イエス様の「わたしを見た人は、父(神)を見たのです」との有名な言葉は、彼の「父を見せてください」との問いに対する返答。彼はペテロがイエス様と初対面した翌日に弟子として召され、すぐにナタナエル(バルトロマイ)を主のもとへと導いた。