ある日、私が夜九時頃に帰宅すると、当時4歳の娘が「イモ~、イモ~」と泣き叫んでいました。
イモって何?妻に尋ねると、娘が明日幼稚園でイモがいるって急に言い出したの。でも、近所のスーパーはもう閉まってるのよねぇ、と困り顔。
すると、娘はそれを聞いて
「ちが~う!お母た~ん!イモ~!」
と泣きじゃくります。
しばらくその様子を見てて、はたと思い当りました。
あれ?もしやこの子サ行は全滅だけど、ハ行の一部も発音できない?そこで私は娘に尋ねました。
「明日、幼稚園でいるのはヒモ?」
すると、娘はあふれる涙を拭いながら大きくうなずき言いました。
「とう(そう)!イモ!」
自分に能力が足りなくても、諦めないで求め続ければ、必ず道が開けるという素晴らしい例です・・・か?(笑)