二十年ほど前に日南市に移住してきて、驚いたことの一つ。それは、カニです。
といっても特別なカニがいるわけではありません。至って普通の小さなカニ。
そのカニが、梅雨時期になると、片側二車線の国道沿いにある食堂の床を、従業員の方と一緒に右往左往していたりするのです。
カニの生息地からは少なくとも二百メートル以上は離れているはずなのにです。
そんな感じで工場や倉庫などにもカニがワサワサと入り込んで来ます。
しかし、迷い込んだら最後、彼らには、踏みつぶされるか、もしくは、干からびてしまうかの運命しか待ち受けていません。私たちも生ける水の川から離れてしまったら、滅びが待ち受けているのみ。神のうちに留まり続けましょう。
