十数年前、ある国民宿舎に家族で宿泊した時のことです。
食堂に行くと三人のコックさんがニコニコと迎えてくれました。そして言われました。
「残さず食べてくださいね!」
「もちろんです!」
しかし、テーブルについて驚愕しました。というのも用意されていた食事の量が育ち盛りの男子高校生でも多いのではと思うような量だったからです。
食堂には私たち家族だけ、ずっと私たちを凝視するコックさん(満面の笑み)。
その期待に応えようと奮闘する中年男子。
しかし案の定、半分量で満腹に。味は抜群に美味しかったのですが、満腹を越えてからは、大げさでなく、拷問。
なんとか完食しましたが、期待に応えようとし過ぎるのも問題ですね。破滅します(笑)