Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

愛すること

聖書の最も重要な主題は「愛」です。聖書を学ぶことが、愛における成長につながらなければ、真に聖書を学んでいるとは言えません。

1.最も大切な教えは?

互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい(ヨハネ13:34)

聖書の教えは「信じる教え」と「行う教え」に分けられます。「信じる教え」の中で最も大切な教えを挙げるならそれは「イエスはキリスト(救い主)」という教えでしょう。それでは「行う教え」の中で最も大切な教えは何でしょう?それは「互いに愛し合いなさい」です。これは最も重要な教えでありながら、最もなおざりにされる教えです。

2.人を愛するとは?

人からしてもらいたいことは何でも、あなたがたも同じように人にしなさい。これが律法と預言者です(マタイ7:12)

「人からしてもらいたいことを、他の人にもしてあげる」これこそ、聖書(律法と預言者)の教えの中心だとイエス様は語られました。パウロは「愛は隣人に対して悪を行いません。それゆえ、愛は律法の要求を満たす」(ローマ13:10)と書き送りました。つまり、愛とは「相手の真の必要を満たす」ことであり、それが聖書の全ての教えの帰結なのです。

3.神を愛するとは?

私たちが御父の命令にしたがって歩むこと、それが愛です。あなたがたが...愛のうちを歩むこと、それが命令です(Ⅱヨハネ6)

イエス様は聖書の教えの中で何が一番大事かと問われた時「神を愛しなさい」と「隣人を愛しなさい」という二つの教えを示されました。どうして、一番大事な教えを、一つではなく、二つあげられたのでしょうか。それは神を愛することと、人を愛することは、不可分だからです。真に神を愛する者は人を愛し、真に人を愛する者は神を愛するのです。

(2022年9月4日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)