Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

離婚しない秘訣というより

先日、拡大宣教学院のインターネット講座で、講師として奉仕をする機会が与えられました。

「聖書的結婚観」というテーマで話しをしたのですが、最後に、十代の姉妹から「離婚しない秘訣は?」との質問がありました。

想定外の質問だったので、しどろもどろになりつつ、とりあえず、自分には二八年間は離婚しない秘訣しか語れない、と前置きをして、何かしらを語らせていただいたのですが、答えながら少しばかりの違和感が。

後で、姉妹が本当に聞きたかったのは「離婚しない秘訣」というより「夫婦仲良く暮らす秘訣」だったのでは?と思った次第。

だったら、以前編集後記に書いたなと。それは「努力」「妥協」。そして「諦め(あきらめ)」です(笑)

カイゼン

「改善」という言葉。片仮名で「カイゼン」と書くと、企業では「主に製造業の現場で、業務を見直し、より良くする活動」のことを意味します。

以前、働いていた職場で、これを徹底していたところがあり、毎週、全職員に「効率、安全、品質」を高める改善案を最低一つは提出することを義務付けていました。

ただ、毎週のこと。案はすぐ尽きます。しかし、義務です。常に何かどこかに改善点はないかと思案していたものです。

ただ、一つ案を提出すれば百円の報奨金が出て、中には毎週、十以上もの案を提出し、小遣い稼ぎをしていたツワモノも。

私たちもまた、キリストの兵(ツワモノ)として、日々、自らの改善点を思案し、より良き聖徒となりましょう。

信仰がにじみでる者と

今、私たちが使用している聖書は新改訳聖書2017(第四版)です。以前は新改訳聖書第三版を使用していました。

改訂でより良い訳になっているとは思いますが、前のほうが好きだったなと思う箇所もちらほら。

例えば、ルカの福音書の一章四十五節。今は「信じた人」となってる箇所、前は「信じきった人」。

「信じた人」と「信じきった人」では受ける印象がだいぶ違います。

同様にエペソ一章二十三節。「すべてのものをすべてのもので」は、第三版では「いっさいのものをいっさいのものによって」。

前の訳のほうにその信仰が、よりにじみでているように感じます。

私たちもまたキリスト者として、存在そのものに信仰がにじみ出る者となりたいものですね。

なんだか残念

先日、歩道を歩いていると、デカデカと「交通安全」というステッカーを付けた原付バイクに乗った八〇歳ぐらいのおじいちゃんが、前を走る軽自動車の後ろにピッタリと張り付き、思いっきり煽り運転しているのを目撃しました。

ビービーとけたたましくクラクションを鳴らしていたので間違いありません。あれは、煽り運転です。

一瞬、目にした出来事でしたが、

原付きで?

八〇歳のおじいちゃんが?

デカデカと交通安全のステッカーを付けて? 

あれ?

煽られている車の運転手、煽ってるおじいちゃんにそっくり・・・面白すぎ

それにしても、危険な運転だなと。年を重ねても中身が成長しなければ、何だか残念。

日々主にあって成長する者となりましょう。

謎の自信

先日、牧師、兼、私の父親でもある御大の定期検診に付き添ってきました。

待合室で長椅子に座り、順番を待っていると、父と同じ年頃の八〇代前半、もしくは後半ぐらいと思われる杖をついた男性が目の前を横切りました。

それを見て父は

「自分も杖をつけと言われるが、まだまだプライドが許さん」

と一言。

「いやいや、プライドとかじゃなくて、転んで骨折したり、それがもとで寝たきりになったりしたら、大変だよ」

と言うと

「お父さんは受け身が取れるから大丈夫。柔道してたからな。転んでも怪我することはない」

と謎の自信に満ちあふれています。

人を変えることができるのは神様だけです。

父の健康のためにお祈りいただければ幸いです(笑)

キリンさん、ゴリさん

誰でも、思い返せば、あれはまずかったなと思うことが少なからずあるのではないでしょうか?

私は動物が大好きな小学生でした。なので、クラスのみんなが何らかの動物に見えていたのです。

そして、見たままに、背の高い女子にはキリンさん。体格のよい友だちにはゴリさん。小柄でメガネをかけた先生のことはメガネザル先生と、何の悪気もなく、むしろ、愛情を込めて呼んでいたのです。

今、思えば、震えます。

小学生だったから仕方がない、とも言えます。しかし、原因は無知。大人になっても無知ゆえに、人を傷つけてしまうことがあるものです。

私たちはキリスト者として思慮深くならなければなりません。

ちなみに私はブッシュマンと呼ばれていました

知る人ぞ知る

日本で大谷翔平を知らない人はほとんどいないでしょう。メジャーリーグで投打で大活躍。最近は、彼の結婚の話題でもちきりです。

私たちは、アメリカでも大谷翔平を知らない人はほとんどいないだろうと思っています。しかし、アメリカで大谷翔平を知る人はほとんどいないそうです。

というのもアメリカでは野球はマイナーなスポーツ。大谷選手は知る人ぞ知る存在だとか。

「大相撲で活躍するモンゴル人横綱の名前を知ってますか?」と尋ねても、多くの日本人が知らないようなものなのでしょう。

それに比べて、イエス・キリスの名を知らない日本人はほとんどいないでしょう。しかし同じくらい、イエスをキリストと知る人もほとんどいません。福音を伝えましょう。

必要なものを、必要な時に、必要なだけ

健康のために玄米を食べてみるかと、ふと思い、通販サイトを物色。白米と同じぐらいの値段か、もしくは、少し安いぐらいかな?と思ってたのですが、意外に高く、これでは妻のお許しがでないだろうと諦めていたのです。

しかし、数日すると、玄米5㌔が我が家に到着。

あれ?頼んでないのに… 妻に聞くと、白米と間違って注文してしまったとのこと。

妻がそんなミスをするなんて… 

私は、目を天に向け、心から神様に感謝を捧げたのでした。

神様は私たちに必要なものを、必要な時に、必要なだけ与えてくださる方。心配する必要はありません。

「あなたがたの父は、あなたがたが求める前からあなたがたに必要なものを知っておられるのです」(マタイ6・8)