パウロが信仰生活において大切にしていたことは何でしょう?それを学ぶことは私達が健全な信仰生活を送る上で有益です。
1.使命を果たすことを第一にする
私は異邦人の使徒ですから、自分の務めを重んじています(ローマ11:13)
パウロは自らの使命がユダヤ人以外の外国人に福音を伝えることであることを自覚し、全てをそのために捧げている人でした。当然のことながら、彼の人生設計の中心はその「使命」を果たすことにありました。ゆえに、彼は自分の進むべき方向性を見失うことはなかったのです。私たちの人生の中心は「使命」を果たすことに置かれているでしょうか?
2.兄姉との交わりの重要性を理解する
いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い(ヘブル10:25)
パウロは使命にさえ生きていれば、教会における交わりは必要としないとは考えませんでした。むしろ、自らの使命を果たす上で、兄姉との交わりが不可欠であると考えていました。彼は交わりをとおして、互いに祈り合い、また恵みを分かち合うことをとおして、励ましと慰めを受けることもまた使命を果たすための力を受けていたのです。
3.善を行うことを疎かにしなかった
機会のあるたび・・・特に信仰の家族の人たちに対して善を行い(ガラテヤ6:10)
パウロは自らに与えられた個人的な使命だけではなく、教会全体に与えられている使命にも忠実でした。自分に与えられている使命を重要視するがあまり、教会全体に与えられている使命、また他の人に与られている使命を疎かにしたり、軽んじたりすることはありませんでした。私達もまたそのような姿勢を身につけていきたいと願います。
説教者 高森恒喜師
(2018年11月18日礼拝説教の要約)