子供の頃、私は現在の母教会の牧師館、以前は会堂だった所に住んでいました。
当時の会堂は今思えばとても不思議な作りをしていました。
会堂の壁から登り棒のような鉄柱が唐突に飛び出してたり。
同じ2階なのに一部屋だけ床が極端に低かったり。
風呂場が階段の途中にあったり。
ドアがあるべきところになくて、あってはならないところにあったり。
おそらく、部分的改築や増築が行き当たりばったりだったのでしょう。
しかし、それはそれで、試行錯誤の後が見られ、味のある教会堂だったなとふと懐かしく思い出したりします。
目に見えない教会もまたそう。土台がしっかりしていて、その目的が明確なら、少々ちぐはぐであっても、それはそれで味のあるものとなるかも、ならないかも。