テキスト@ルカ10:25-37他 説教者:高森恒喜牧師
聖書の教える愛を実践する上で知るべきことは何でしょう?
1.愛とは「意志」である
あなたを憎んでいる者のろばが、重い荷の下敷きになっているのを見た場合、それを見過ごしにせず・・・(出エジプト23章5節)
新改訳第3版では「それを起こしてやりたくなくても・・・いっしょに起こしてやらなければならない」と訳されていますが、ここに「愛」が好き嫌いの感情ではなく、神の教えに従う意志によるものであることを読み取ることができます。
2.愛とは「行為」である
子どもたち。私たちは、ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって愛しましょう(Ⅰヨハネ3:18-19)
言葉によって愛を表現することも大切です。しかし、それに行為が伴わなければ、その愛は真実とは言えません。私たちが真実の愛に生きる時、それが信仰の確信と心の平安につながるのです。私たちは真実の愛に生きるために信仰により、恵みにより救われたことを覚えましょう。
3.愛とは「犠牲」である
神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです(Ⅰヨハネ4:10)
私たちは神の教えに従い意志を働かせ、行為をもって愛を実践するわけですが、そこには必ず「犠牲」が伴うことを忘れてはいけません。イエス様のたとえ話しに登場する良きサマリヤ人は、その時間と労力と財産とを犠牲にして、半殺しにされたユダヤ人を助けました。
(2020年10月11日の礼拝説教要約)