テキスト@申命記6章5節他
「心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くし」とは?
1.「全人格」をもって
わがたましいよ主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ聖なる御名をほめたたえよ(詩篇103:1)
私たちには「知性・感情・意志」を総動員して神を愛することが求められています。特に重要なのは「意志」です。なぜなら、神を愛するとは神の命令を守ることだからです(Ⅰヨハネ5:3)。イエス様も自分の意志ではなく、神の御心に従うことを選ばれました(ヨハネ5:30)。
2.「全生涯」をもって
私たちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死にます。(ローマ14:8)
人間と神様との関係は夫婦の関係になぞらえられます。結婚は神の前に、夫は妻を生涯愛することを誓い、妻は夫を生涯愛することを誓います。それは伴侶に自分の生涯の全てを捧げることです。私たちとキリストとの関係もそれと同じなのです。
3.「全能力」をもって
彼女は、自分にできることをしたのです。埋葬に備えて、わたしのからだに、前もって香油を塗ってくれました(マルコ14:8)
全能力をもって神を愛するために最も大切な姿勢は「今、自分にできることをする」です。ある女性のナルド油をイエス様の頭に注いだという行為は、はたから見たら、的外れに見えたかもしれません。しかし、彼女が自分にできることをした時、それは預言的行為となったのです。
2020年2月16日 礼拝説教要約
説教者:高森恒喜